仮想通貨交換業者のBit Treade(ビットトレード)は22日、外国人オーナーの企業へ経営権を譲渡すると発表した。

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こんにちは、シュンです。

仮想通貨交換業者のビットトレード株式会社(東京・港)は22日、外国人オーナーの企業(シンガポール企業)へ経営権を譲渡すると発表しました。

同企業の資金力を背景に、セキュリティー強化や仮想通貨関連サービスの拡充を進めるとしています。
閏間亮(うるまりょう)社長ら現経営陣は残留し、引き続き事業を運営します。

ビットトレードは改正資金決済法上の登録業者で、国内で事業を展開しています。

現在の実質的な親会社は外国為替証拠金(FX)取引業者のFXトレード・フィナンシャル(東京・港)です。

同社の経営権はロバート・ルーク・コリック(Robert Luke Collick)からFXTF ASSET INVESTMENTS PRIVATE LIMITED (代表者チェン・リェ・メン・エリック、Cheng Lye Meng Eric)に異動となります。

FXトレードは25%の持ち分を残し、残りの75%をチェン・リェ・メン・エリック氏が代表を務めるFXTF ASSET INVESTMENTS PRIVATE LIMITEDに譲渡します。

5月30日に臨時株主総会を開き、株式の譲渡を決定する予定です。
具体的には、現任取締役のロバート・ルーク・コリック氏(Robert Luke Collick)及びロバート・イアン・コーエン氏(Robert IanCohen)の2名が退任し、新たに鶴泰治氏(現当社顧問。株式会社FXトレード・フィナンシャル代表取締役社長)、小林彰彦氏(現当社顧問。株式会社FXトレード・フィナンシャル取締役副社長)、チェン・リェ・メン・エリック氏(Cheng Lye Meng Eric)の3名を取締役に選任する。

FXトレードの鶴泰治社長と小林彰彦副社長は社外取締役に就任します。
現監査役の笠井隆司氏は引き続きその任にとどまることとなり、業務執行体制、経営権は異動となるが、同社は引き続き現状の業務執行体制を維持継続していきます。

なお、旧オーナーのロバート・ルーク・コリック氏は、新体制の下で、新たに顧問に就任し、日本ビジネス、金融ビジネスに関するアドバイザーとして、新体制への円滑な移行を側面からサポートすることとなります。

新オーナープロフィール
チェン・リェ・メン・エリック(Cheng Lye Meng Eric)
1975年生まれ。
2002年に不動産開発を手掛けるSEVENS GROUPをシンガポールに設立し、CEOに就任。
不動産業界で起業家としてのキャリアをスタートし、数々の大プロジェクトを成功に導きます。
SEVENS GROUPは、不動産開発・サービス、自動車関連、投資の3つの中核部門に分類された複数の企業で構成されたグループ企業となっているという。
「シンガポールで最も急速な成長を遂げた不動産エージェント」としてSingapore Book of Recordsに掲載され、著作の本はシンガポールでベストセラーとなっています。
2008年”Young Entrepreneur Award”、2010年”Entrepreneur of the Year Award”、”Singapore Prestige Brand Award”、“Young Outstanding Singaporeans Award”、2011年”APEA Young Entrepreneur of the Year Award”などを受賞しています。

エリック氏はビットトレードの社外取締役に就任するほか、新たに出資もする予定です。

「エリック氏は、今後、すみやかに当社への出資を行う方針であり、当社は、〔中略〕今後の事業拡大に向けたリスク資本の有力な調達先を確保し、コンプライアンス体制を確立することになります」

ビットトレードは「新体制の下でも、基本的なビジネスの枠組みを変える方針はない」とし、現在提供しているサービスもそのまま継続するとしています。

今回のオーナーチェンジは、加速する仮想通貨市場の成長に遅れることなく、同社が仮想通貨ビジネスで新たな成長フェーズに踏み出す、第一歩であり、安定経営の下で仮想通貨事業を推進していくために必要な施策として決定したものとなります。

また「FX事業以上にビジネスリスクが高い仮想通貨ビジネスのリスクに備えたリスク資本の確保が重要」としており、グループ全体のリスク資本を拡充するため、年内に総額3億円相当の資本増強策を実施する計画を明らかにしています。

仮想通貨交換事業を巡っては、1月に大手のコインチェックで発生した巨額の流出事件を受けてセキュリティ対策の必要性が高まっています。